中国人は年に2度誕生日を迎える!?
みなさま、こんにちは。
「こんな時!のためのシンプル中国語」です。
前回お話しした誕生日に関係するお話を一つ。
中国では、「旧暦」の影響が色濃く残っています。
冬のニュースでも話題となりすっかり定着した感のある春節(旧正月)や、
端午節、中秋節といった祝日は、現在でもすべて旧暦に基づいて休暇の日が決められます。
「旧暦」は、祝祭日だけではなく、中国人の「誕生日」にも関わってきます。
例えば、太陽暦の1990年1月1日に生まれた人がいるとします。
この日は、旧暦では、12月5日(腊月初五;là yuè chū wǔ)となります。
この場合、毎年太陽暦の1月1日、旧暦の12月5日の2回、誕生日を迎えることになるのです!
極端な場合、太陽暦の12月5日、旧暦の1月1日まで含めて、年に4回も誕生日を迎える人もいます!
(これは、プレゼントをねだる女性の方によく見られる現象ですが。)
もちろん、今は大半の人が太陽暦の誕生日を年1回お祝いしていることが多いですが、
年配の方や、若い人でも農村出身であったりする場合は、今も旧暦の誕生日を言う人がいます。
誕生日を聞いたら、それが太陽暦か、旧暦か、聞いてみるのもよいでしょう。
你的生日是阳历,还是农历?
Nǐ de shēng rì shì yáng lì, hái shì nóng lì?
「お誕生日は、太陽暦ですか?旧暦ですか?」という意味です。
“A还是B?”は、AとB、どちらかを尋ねる疑問文です。
次回は、今回冒頭で触れた中国の祝祭日についてお話ししたいと思います。
謝謝!